「レクリエーション」の定義を「勉強や仕事の合間の余暇を利用して自発的に個人または集団で行う活動や経験で、ゆとりと楽しみの創造を目標とする」と考えると、「レクリエーション」は個々の生活を活性化させる重要な役割を担っていることになります。
つまり、極論すれば「レクリエーション」は明るく楽しい生活を送るための一切の行為とも考えられます。従って、日常生活の「レクリエーション」化が重要で、明るく楽しく快い生活を日常化させるための1つの手段とも言えます。
つまり、日常の中の遊びの積み重ねである「レクリエーション」を通して、最終的に生活の質を向上させ命の質を向上させることに繋がると言えます。
そのためには、単調になりがちな日常生活に、「レクリエーション」でアクセントを付ける工夫が必要なのです。
勿論、1人で行う「休息」や「気晴らし」や娯楽・余暇・レジャーも「レクリエーション」の1つで、他人とコミュニケーションを取るよりも1人での「レクリエーション」を好む人も多い筈です。しかし、多くの人は「レクリエーション」を通して、他人とのコミュニケーションを楽しんでいるのも事実です。
また、学校や職場で「レクリエーション」を取り入れ、遊びの中の共感や同感を通して相互のコミュニケーションを深めることも行われています。つまり、学校や職場の「レクリエーション」は個々の「休息」や「気晴らし」の意味もありますが、それよりもグループや組織が成長し良い結果を出すための1つの手段と考えられています。
また、「レクリエーション」は高齢者や障害者や傷病者などのハンディキャプを持った人達の、社会的欲求や知的・心理的欲求や身体的欲求を満たすための大きな役割も担っていると言えます。
これらのグループでの「レクリエーション」のメリットは、集まること自体に意義があり楽しいということです。また、コミュニケーション能力を高め集団の中での役割を見出すことで、自己の存在価値を高め共に生きる喜びを見つけることに繋がります。